FULLCOUNT at Work
ジーンズが元来ワークウェアであったこと、そして フルカウント が日本の職人的技術に支えられて作られていることもあり、フルカウント はいつも“働く人”の職人的側面に共感があります。
フルカウントのアイテムを身につけた人のプロフェッショナルな仕事の現場で、その人の職業的こだわりを聞く企画 「FULLCOUNT at Work」。Profile.06は栃木県でカフェ事業を経営し、焙煎士としても活躍する、カフェフジヌマの藤沼英介さん。
FULLCOUNT at Work
Profile.06
藤沼英介 | Eisuke Fujinuma
カフェオーナー / 焙煎士
Cafe FUJINUMA
着用アイテム : FULLCOUNT 1108 (本人私物)
「今日穿いているのは21年前、高1の時に買った1108。国産のデニムをリジットから育てたいと思って買った最初のジーンズですが、まだガキだったから地元のお店に行っても最初は相手にされなくて。でもひとり親切な店員さんに、フルカウントのこのモデルを教えてもらって買いました。当時は生の状態で穿くのが恥ずかしいから、制服の下に穿いて馴染ませて、タバコも吸わないのにポケットにジッポを入れておいたり(笑)。高校、大学時代は相当穿いて、店を始めてからも数年は穿いていました。さすがに最近はちょっとキツくなってきて穿く機会は減ったけど、これは自分のアイデンティティも詰まっているので、ずっと捨てないと思います」
Q : 仕事で一番こだわって、大切にしていることは?
「自分の店で出すコーヒー豆は、自分で選んで買い付けて、自分で焙煎するというのはずっと譲れないですね。でも最近は、自分が生まれ育ったこの地元で店をやっているので、来てくれた人が楽しんで、何かを得て帰ってもらいたいという気持ちが強くなりました。若い人に何かを与えられるような仕事をして行きたいですね」
Profile
藤沼英介 | Eisuke Fujinuma
1988年生まれ。栃木県小山市出身。高校卒業後に都内の大学で映像を学び、フリーランスで映像ディレクターとして活躍。2012年に地元に戻り、2013年に「Cafe FUJINUMA」を開業。独学でコーヒー焙煎を学び、2018年にはジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(JCRC)でファイナリストにも選出。2017年に2号店、2021年に3号店をオープンし、精力的に活動している。
https://www.instagram.com/eisuke_fujinuma/
撮影 清水健吾 / 取材・文 武井幸久