フルカウントが生産するもうひとつのブランド 「ブラウンズ ビーチ」とは?

Article published at: 2026年10月28日
フルカウントが生産するもうひとつのブランド 「ブラウンズ ビーチ」とは?
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フルカウントでは、メインブランドのフルカウントの他に、公式ライセンスブランドとして、アメリカのBrown’s Beach(ブラウンズビーチ)の企画・生産も行っています。今回はブラウンズビーチの沿革、そしてその生地の魅力や、フルカウントで生産しているアイテムについてもご紹介します。

フィッシャーマン、アウトドアマン、南極探検隊にも愛されたヘビーデューティ

ブラウンズビーチは、アメリカ・マサチューセッツ州ウースターで、ウィリアム・W・ブラウン(William W. Brown)氏が1898年に設立したBrown's Beach Jacket Companyによって、1901年に生み出されたブランドです。


今から125年も前に彼らが生み出した「ビーチクロス」素材の生地は、通称「ごま塩」と呼ばれる凹凸と独特の風合いが特徴。この「ビーチクロス」は、表面のコットンのラッセル編みと裏面のウールフリースの2層生地で、これはスウェット素材と同じ構造ですが、裏面のウールフリースが全体の7割以上を占め、強く起毛をかけていることで、ニット製品とは思えないほどの耐久性があります。

その優れた防寒性と機能性から、フィッシャーマン、ハンター、ランバージャックなど、過酷な条件下で働くワーカーや、多くのアウトドアマンに愛用されました。アメリカでカタログビジネスが確立された1920~30年代頃には、その評判は東海岸から全米へと広がっていきます。

さらに1930年代には、アメリカの著名な極地探検家リチャード・バード(Richard Byrd)氏が率いる第2次南極探検隊に、ブラウンズビーチのジャケットとベストが提供されました。ブラウンズビーチが、極限環境にも対応する防寒着として使用されていたことを示すエピソードです。

 

一度は姿を消したブランドがヴィンテージシーンで脚光

1950年代になると、ブラウンズビーチはその着心地の良さから、“グランパ・ギフト”としても親しまれるなど、一般にも広く知られるようになります。一方、防寒着の分野では、時代とともに新しい素材を用いたウェアが台頭していきました。

1960年代に入ると、アウトドアウェアではポリエステルなどを用いた軽量素材が登場し、ファッションの嗜好も大きく変化していきます。こうした時代の変化とともに、ブラウンズビーチはその役割を一旦終えることになりました。

しかし近年、ヴィンテージシーンでは1920~30年代のアメリカンワークウェアの魅力が改めて見直されるようになりました。1960年代以降に姿を消したブランドの人気が再燃するなか、ブラウンズビーチもヴィンテージとして高く評価されるようになりました。


2010年にフルカウントが公式ライセンスを取得

独特の風合いを持つビーチクロスは、デニムやクラシックなアメカジスタイルとの相性も良く、フルカウントのデニムとも好相性でした。そこでフルカウントでは、2007年秋からブラウンズビーチの素材を徹底的に研究。2010年2月に公式ライセンスを取得(REGISTRATION NUMBER:5344091)し、生産を開始しました。

フルカウントがリリースするビーチクロスは、ウール74%、コットン26%の混率に定めた素材で、「ごま塩」の出方にも個体差が生まれるのが特徴です。

ブラウンズビーチは、メルトンウールのようにしっかりとした肉厚感のある素材です。デニムに比べ、ウール素材は色の退色による経年変化が分かりやすいものではありませんが、着込むほどに生地が柔らかく馴染み、ヴィンテージと見紛うほどの豊かな表情を見せるようになります。

経年による風合い、魅力が出てくるところはジーンズと同じ。フルカウントではジーンズ同様のこだわりを持って、長く着用できるブラウンズビーチのアイテムを作り続けています。


2026年AWシーズンのブラウンズビーチ ラインナップ

ブラウンズビーチを代表するベストとカバーオールは、アップデートを繰り返しながら秋冬シーズンに継続展開しています。近年さらにブラウンズビーチを求める声が高まっており、今シーズンは当時Brown’s Beachからリリースされていたダック素材のワークパンツを復刻。また、当時存在していたミトンを参照したグローブをリリースするなど、アイテムを拡充しています。ここでは、2026年10月中旬以降にデリバリー予定の商品をご紹介します。


BBJ-001 Brown's Beach Early Vest

1920~30年代のヴィンテージによく見られる、首元の詰まったタイプのベスト。DOT社製ニップル釦(MADE IN USA)、オリジナルテープ、バックシンチはそのままに、フロント左右ポケットの付け位置を少し中央に寄せることで、当時の雰囲気を再現しています。シルエットの微調整とポケットの形状を変更し、20オリジナルに立ち返ったデザイン。新色のブラックも加わり3色展開となります。
¥55,000税込


BBJ-001VE Brown's Beach Early Vest (Vintage Effect)

上のBBJ-001 Brown's Beach Early Vestが使い込まれたような、経年のダメージ・フェード加工を施したバージョン。生地の風合いもビーチクロスならではの柔らかさを表現しています。
¥66,000税込


BBJ-003 Brown's Beach Jacket

3ポケットの最もポピュラーな形のジャケットは、20mmの大きな刻印入りオリジナルスナップボタンを採用し、パイピング仕様などよるクラシックな雰囲気が特徴。アームホールを含め、シルエットの微調整とポケットの形状を変更し、1920〜30年代のオリジナルに立ち返ったデザインにしています。
¥73,700税込


BBJ-003VE Brown's Beach Jacket (Vintage Effect)

こちらはBBJ-003 Brown's Beach Jacketが使い込まれた経年のダメージ・フェード加工バージョン。生地の風合いもビーチクロスならではの柔らかさを表現しています。
¥84,700税込


BBJ-029 Brown's Beach Prisoner Coat

1960年代にニューヨーク州の刑務所で使われていた、プリズナーウールコートがモチーフです。膝丈で肩幅と身幅は共にワイドとなっており、レイヤードに使用しやすいザックリと羽織れるコートです。プリズナーコートらしいスクエアポケットのみのシンプルなデザインです。BBJ-029 Brown's Beach Prisoner Coatの背中に入ったPWのステンシルが印象的な、BBJ-029PT Brown's Beach Prisoner Coat (P.W)もラインナップしています。
¥104,500税込

BBJ-029PT Brown's Beach Prisoner Coat (P.W)

BBJ-030 Brown's Beach Zip Up Sport Jacket

1940〜1950年代のスポーツジャケットタイプ。機能性を想定した背面のアクションプリーツや、折り返しのあるカフスなど、この年代ならではのディテールが重厚感を生み出しています。
¥79,200 税込


BBJ-030CA Brown's Beach Duck Zip Up Sport Jacket

1940〜1950年代のスポーツジャケットタイプ。当時実際に生産されたダック素材のブラウンズビーチで、こちらは9.5ozの硫化ダック素材を使用したアイテムです。硫化染料のため、経年変化を楽しんでいただける一着です。
¥52,800税込


BBJ-031CA Brown's Beach Duck Work Pants

Brown`s Beach名義で1930〜1940年代当時実際に生産された、ダック素材のブラウンズビーチ・ワークパンツの復刻版です。硫化染料で染めたオリーブは、着こむごとに経年変化が現れます。
¥40,480税込


BBJ-028 Brown's Beach Gloves

ブラウンズビーチ独特の素材感によりシンプルながらも非常に存在感が際立つグローブ。神戸牛の原皮を、手袋用になめした日本有数の手袋工場のオリジナルレザーを使用しています。非常に丈夫でありながら、牛革とは思えない程の滑らかさを誇り、内側にはボアフリースが抜群の保温性を誇ります。
¥25,080税込


BBJ-032 Brown's Beach Casquette

キャスケットの伝統的なスタイルを踏まえながら、ややゆとりを持たせたシルエットで製作。程よいボリューム感によるクラシックな雰囲気、ブラウンズビーチならではの素材感と相まって、ヴィンテージの空気感を存分に味わえるキャスケットです。
¥25,080税込


BBJ-014 BBJ Classic Logo Cap

BBJ-014 BBJ Classic Logo Cap FULLCOUNT

Brown’s Beachのクラシックロゴの「BB」を、刺繍で施したコットンツイル・キャップ。アジャスターで調節可です。
¥11,000税込