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SEWING FULLCOUNTのジーンズは、デニム生地のみならず 縫製に使う糸までにこだわっています。 通常ジーンズに使われているのは、ポリエステルの糸。 ポリエステルは色落ちしにくいため、デニム生地が色落ちしても ステッチだけは元の色のまま…という状態になってしまいます。 しかし、それでは味気ない。 ヴィンテージ・ジーンズのように、 やはり生地と糸の色合いが同じ様に朽ちていくのがベスト。 そこでFULLCOUNTでは、縫製糸にも エジプシャンコットン(超長綿)を使用しています。 そのため、デニム生地の色落ちしていくのと同じく、 ステッチの色も落ちていきます。 特にバックポケットのデザインステッチは、 朽ちてステッチがホツれるのも味のひとつ。 もちろん、だからといって耐久性が弱まってしまえば本末転倒。 結果、1本のジーンズに12種類もの糸を使い分けるに至っています。 特に破れやすい箇所には、通常、服の縫製では考えられないような オリジナルの太い糸を使用しています。 太さに対応させるために、ミシン、針も特注。 古き良き時代のアメリカが”丈夫なものほど良い”とされていたような ジーンズを再現すべく 徹底したこだわりを縫製の糸、それを使うミシン、針に至るまで 反映させています。 その太いオリジナル糸を使って 絶妙なステッチのラインを生み出しているのは熟練した職人の手。 画一的なラインではない、味わい深いステッチラインを再現しています。 一見無駄なことのように思われるかもしれないが、 こうした細部までこだわるからこそジーンズ本来の良さが生まれてくる。 それはFULLCOUNTのジーンズを穿けば穿くほど、 実感していただけると思います。
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TEXTURE
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CREATE ジーンズが生まれたのは1800年代後半。 炭坑夫や金坑夫など肉体労働者のための作業着として、 アメリカで誕生しました。 原点は、できるだけ安いコストで丈夫な物を作ろうという 実用性重視の発想にありました。 1940年代~50年代になると、 ハリウッド映画の影響も相まって、 ジーンズは若者を中心に ファッションとして穿かれるようになります。 それが一般に定着してくると、 商業製品として進化し始めたのです。 1960年代~80年代にはアメリカのみならず 世界中に需要が拡大し、大量生産により 均一化されていきました。 …しかし、その過程において 何か忘れられていったものはないだろうか? ジーンズにおけるベストクオリティーとはなんだろうか? 現在のジーンズの改良すべき点を追求していくと、 答えはおのずと1940年代~50年代に見い出すことができます。 実用性とファッション性を兼ね備え、 長く愛用できる物づくりが試されていた時代。 FULLCOUNTではそうしたジーンズ本来の良さを求め “物”としての価値を再構築したいと考えました。 ジーンズが人々を魅了する一番の理由は、 それを購入し初めて身に付けた時点から ジーンズの寿命が来るまでの間 その人の人生と共に輝きを増していくからなのです。 TEXTURE FULLOUNTのジーンズは、綿花の中でも ハイクオリティーとして名高い ジンバブエコットンを使用しています。 ジンバブエコットンはアフリカの大自然の恵を受け、 じっくりと大きく育てられています。 すくすくと育った綿花を完全に開ききったところで ひとつひとつ手摘みし 綿カスなどの不純物を取り除きながら収穫しています。 繊維を傷つけないよう機械に頼らず ほとんどの作業を人の手によって収穫した綿花は、 細く均一な長さのものが収穫でき、 一本一本の繊維長が長いことから超長綿と呼ばれています。 繊維長が細く長いため、継ぎ目の少ない余裕を持たせた 甘撚りの丈夫なムラ糸を作ることができ この糸のゆとりが軽さと、 肌に柔らかく馴染むような伸縮性、汗を十分に吸収し 排出する特性に繋がっています。 最高級の天然素材を100%使用しているからこそ、 穿きやすくて耐久性に優れたジーンズが実現できたのです。 従来の”重くて固く”、穿きにくい”というジーンズのイメージや ”重いほど丈夫”というデニムの解釈が誤りだということは、 原材料に立ち返って考えればクリアになるはずです。
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